花の米の一年 PROCESS
花の米こしひかりができるまで
花の米では雪解けの4月から収穫を迎える10月が本格的な稲作シーズンになります。
4月 苗づくり
すじまき
すじまきは言い換えればお米の種まきです。
専用のトレーに種もみのベッドとなる土を敷き、水を与え、あらかじめ下処理をした種もみをまんべんなく敷き詰めます。さらに専用の土を上からかぶせていきます。
土・水・種もみ・土と重ねていきますが、どれも均等になっていないと苗の育ちがバラバラになり、その後の田植えに影響するので一枚一枚丁寧に心を込めて丁寧に作業します。
花の米では筋まきをトレーで約5000枚分つくります。
出来上がった苗床は専用のシートで覆い、温度などを管理しながら発芽を待ちます。
すじまき
種もみを均等に敷き詰めます
土も均一にかぶせます
育成中
苗だし
筋まきから数日、発芽した苗をいよいよ広い苗床専用の田んぼに並べます。
一面に並べられた苗はシートで覆われさらに成長を促します。
ある程度成長した苗は、シートをめくると辺りを奇麗な緑色に染めます。
まさに田んぼに春がきた瞬間です!これまで長い冬で雪に覆われていた田んぼに緑が帰ってきました!
ここから田植えに向けて気持ちも高揚していきます。
やはり成長する苗を見るのはとても嬉しいですね!
発芽した苗
丁寧に運びます
日を浴びてすくすく育ち
緑の絨毯ができます
5月 田おこし・代かき・田植え
田おこし
稲刈りを終え、冬の間雪の下で眠っていた田んぼはすっかり固くなります。
そこで、トラクターで田んぼを深く耕すことで、土を柔らかくし空気を含ませることで、田んぼに命を吹き込みます。
花の米ではトラクター2台をフル稼働して約30町歩の田んぼで田おこしをします。
この田おこしから本格的に田んぼでの作業が増えてきます。
さぁ、ここから田植えまで大忙し!春のメインイベントへ向けて一気に加速します!!
硬く締まった土をおこします
トラクターで一気に!
深くおこして土を柔らかくします
土を耕し命を吹き込みます
代かき
田おこしの終わった田んぼに水を入れ、さらにトラクターで土をこまかくしながら水平に均していきます。
花の米では、一枚の田んぼでトラクターをゆっくり3回走らせ、1度目より2度目、2度目より3度目といったかたちで
だんだんと土を細かく水平にならしていきます。
とても時間のかかる作業ですが、おいしいお米を作るために手を抜く訳にはいきません。
ひとつひとつの作業を丁寧に行うこともおいしいお米づくりには欠かせないことです。
田植えまで、あと少し!
何度もならします
3回ならします
左が3回目、右が2回目
最後はまるで鏡のように!
田植え
さぁ、ついにこの日がやってきました。春のメインイベント「田植え」です。
この日までにしっかり成長した苗を田植機にセットし田植えが始まります。
柔らかくなった田んぼに田植機で丁寧に植えて行きます。
約30町歩の田んぼにスタッフ&家族総出で今年の花の米コシヒカリがおいしく出来るように願いを込めながら作業します。
今年も自然の恵みをたっぷり受けたおいしいお米になりますように!
まっすぐ植えるには経験が必要
器用に植えてくれます
苗をたくさん載せて
かわいい苗が並びます
6.7.8月 肥料・水の管理・草取り
育成管理
約一ヶ月ほど続いた田植えもようやく終わりを迎えた6月からは、稲の成長を見守りながら肥料を与えたり水の管理などを行います。
花の米は「への字農法」を採用しているので、人間の都合ではなく稲の成長に合わせて肥料を与えます。なので日々の管理がとても大切な時期となります。
また、この時期は草もたくさん生えてくるので草取りも重要な仕事になります。
徐々に大きく
緑鮮やかに
しっかり成長しています
空と緑が気持ちいい!
9.10月 稲刈り
収穫の喜び 稲刈り
秋になるといよいよ稲刈りの始まりです。
稲刈りは雨が降ると田んぼがぬかるんで機械がはまってしまい刈ることができないので、天気予報とにらめっこしながらの作業となります。
稲刈りは約一ヶ月続く大変な作業ですが、収穫の喜びは作業の疲れを吹き飛ばしてくれるくらい大きものです。
収穫を終えた稲は、脱穀・乾燥を経て皆様のお手元にお届けされます。
たわわに実りました
丁寧に刈り取ります
天気が良いと作業が進みます
お米をトラックに移します